フレグランスが織りなすボトルの中に収まりきらない芸術的小宇宙
こんにちは。瞳コンシャスパーソナルカラーアナリストの湯浅智子です。
先週「色と香り」フレグランスが織りなす世界についてお届けします。
と書きましたが、実は男性からのショッピングアテンド依頼がこの12月続いていました。
明後日のクリスマスイブを目前に、パートナーへのプレゼントかと思いきや、
自分用のしかもルームフレグランスを求めるという方がとても多かったのです。
お部屋用のフレグランスというと、芳香剤というイメージがあるかもしれませんが、
ここ数年の間にフレグランスは、体に纏う香りというだけでなく、
ファブリックや空間に漂わせる香りにセレクトが広がっています。
「個性」としての香り
香りはお部屋という空間の香りだけに留まらず、
一歩外に出ると直接香りをまとったわけではないのにその方の個性として漂う。
ボトルの中に収まりきらない芸術的な小宇宙のようにも思えるフレグランスを探す。
異性にフレグランスを贈る時、
「こんな香りの人のそばにいたい」という無意識の好みが現れるそうなので、
アテンド中、段階的に様々な質問をして自分の好みに偏らないよう
セレクトにいつも以上に気を使いました。
私は色彩分析家なので視覚からのセレクトを専門としますが、
五感で捉える個性をとても大事にしているので、
嗅覚に特化したこのひと月のアテンドはとても勉強になり興味も深まりました。
フレグランスとアロマの違い、香水は濃度や持続時間によって主に4つの種類に分けられる、
などという詳細はその専門家の方におまかせすることにします。
私は似合う色彩をまとった時に引き出される個性を香りに置き換えて表現する。
そのマッチングについて瞳コンシャスの視点から書いてみます。
似合う色彩をまとった時に引き出される個性と香りのマッチング
きっと皆さんも気づかれているのではないかなという視点です。
すれ違った時などに、素敵な香りが漂ってきて思わず残り香に振り返ってしまうこともあれば、
反対にあまりに香りがきつく感じて同じ空間にいるのが苦痛にさえ感じてしまった
というような経験、ありませんか?
この違いは、全く同じ香りでも、着ける人の体臭や体温だけでなく、
季節や気温、湿度など環境に影響されておこります。
季節や体調によって香りは好みが変わるので、
もちろん「好き」という感覚は大切にしていいと思います。
言えるのは、良いも悪いも「香りはまとったその方の個性として漂う」ということです。
だから、なおさらのこと「香り選びは慎重に」。
放つイメージというところの観点からセレクトするときの香りはとても大切です。
例えば、見た目に爽やかな色彩がお似合いという雰囲気の方から漂う香りが、
動物的な野性味のある香りだったり強く芳しい香りだったりしたら…。
なんとなく違和感を感じませんか?
それならば、爽やかで清涼感のある個性がスッキリと生かされる
柑橘系やフレッシュなフローラルな香りをまとっているほうがしっくりきます。
自分の持って生まれた個性を、
視覚でも嗅覚でも客観的に知っていることでセレクトできる色彩や香り。
それは、自ずと自分らしく心地よく生きていくことにつながっていく。
ぜひ、フレグランスが織りなすボトルの中に収まりきらない芸術的小宇宙を楽しんでください。
フレグランスのセレクトについてご興味のある方はお問い合わせくださいね。